16歳の合衆国
監督:マシュー・ライアン・ホーグ
出演:ライアン・ゴズリング/ケヴィン・スペイシー
~内容~
ケヴィン・スペイシー製作、マシュー・ライアン・ホーグ監督デビュー作。恋人の弟を殺した16歳の少年・リーランド。繊細さゆえに世の中にあふれる哀しみに耐え切れず心を閉ざした彼の心の弱さや、苦しみ悩みながら生きる人々の姿を描いた青春映画。
~アマゾンより~
~感想~
なんだか、むづかしいというか不思議なかんじがした映画でした。
リーランドが恋人の弟を殺害してしまうところから始まります。
なぜ殺してしまったのか、彼自身も分からない状態です。しかし、物語が進んでいくうちにそれが何なのか分かってきました。彼はとても繊細で、世界中の哀しみを人一倍感じ、耐え切れず何も感じていないように偽る自分になってしまったのです。恋人の弟は知的障害をもっており、そんな彼の姿を見続けて、その哀しみに耐え切れず、殺してしまったのだと思いました。
しかし、その代価は大きく、恋人の家族は崩壊しつつあり、最後にはリーランド自身が恋人の家族に一員(正確には家族ではない)に刺されて殺されてしまうのです。・・・・なんか難しいね。
印象に残っている言葉があります。モノの見方は2通りあって、一つは何でもOKなポジティブなみかた、もう一つは現実を直視すること・・・
ポジティブなことは時としてはいいけど、現実を見れてないってことなのかな?その辺の度合いが難しいですよね。
・・・考えさせられました。